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JAけねべつの概要

皆様には、日頃よりJAけねべつをお引き立ていただき、誠にありがとうございます。
当組合の業務内容、活動状況について皆様にご覧いただき当組合に対するご理解を深めていただければ幸いに存じます。
さて新型コロナウイルス感染症の影響ですが、引き続き各分野に多大な影響を及ぼす状況が続いています。酪農分野では全国的な飲用需要の低迷によるバター・脱脂粉乳の在庫の増大と、処理不可能乳発生が危惧され令和3年度期中より全国で生産抑制策を実施する状況となりました。さらには年度末にかけて一気に緊迫の度合いを増す事態となった国際情勢もかさなり、原油や原料価格の大幅な上昇や円安の進行を生む事態となりました。その結果、肥料・飼料・燃料をはじめとする各種営農資材の価格高騰等、農業をとりまく経営環境の悪化を招いています。
当組合では、生産者の経営努力と生産基盤の強化、粗飼料収穫期の好天もあり、令和3年度の生乳出荷量は過去最高となる94,740tとなりました。しかし引き続くコロナ禍での令和4年度は、生乳の生産抑制をせざるを得ず、各種生産資材の大幅な価格高騰もかさなり、組合員の営農に大きな影響を及ぼす状況となっています。
こうした中、地域の金融機関として組合員の皆様や社会から求められる期待は大きく、経営の健全性・透明性の確保とともに経営の効率化と自己資本の充実に努めるなど、一層信頼される組合を目指して事業を取り進めて参りました。
今後とも組合員皆様のために「地域マイバンク」として利便性の向上や相談機能の拡充、農業投資に向けた資金の充実等、積極的な事業を展開し農業及び地域の「核」として、信用事業をはじめ共済事業、販売事業、購買事業の各事業を組み合わせながら地域農業の強化に努めるとともに地域社会との「共生」を図って参ります。今後も一層のご支援・ご指導を賜りますようお願い申し上げます。

令和4年7月
計根別農業協同組合
代表理事組合長 北村 篤